院長の佐藤 貴です。
発展する宇品の地に、開業致しました。
これまで大学病院で、たくさんの慢性患者さんやご家族の皆様に出会い、多くのことを学ばせていただきました。これからは、おもに急性疾患の子どもたちと出会い、その成長をまじかで見守っていけるのではないかと期待しております。その中で、少しでもお役に立てるとすれば、すべて私を育てていただいた患者さんたちのおかげです。
通常、突発性発疹症からはじまり、たくさんの感染症を繰り返しながら子どもは抵抗力をつけ成長していきます。多くのウイルス性疾患は、“放っておいても自分の力で治る”病気ですが、時々援助(治療)が必要な状態が生まれます。過度な援助は慎まなければいけませんが、必要な援助は遅れることなく十分に施さなければなりません。その見極めがクリニックの医師として最も大切であろうかと考えます。幾人もの慢性患者さんから、“一期一会”のメッセージをいただきました。細心の注意を払いながら診療にあたりたいと考えています。
重い感染症について、予防できるものは積極的に予防しなければいけません。近年、ワクチンの種類も増え、お子さんも保護者の方も大変ですが、有用なものばかりですので、頑張って接種しましょう。
ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの慢性疾患も抗アレルギー剤の進歩で、重症化が防げるようになりました。その他、少し長めの外来治療が必要になる病気も色々ありますが、多くは成長の過程で軽快していきます。大人にまで持ち越さないために、しっかり治療しましょう。
地域の皆様とともに、子どもたちを守り育てていけるようスタッフ一同、頑張りますのでよろしくお願いします。
昭和53年 | 広島大学附属高等学校 卒業 島根医科大学医学部 卒業 広島 |
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昭和60年 | 大学小児科学教室 入局 |
昭和61年 | 水島協同病院小児科 |
昭和63年 | 中国労災病院小児科 |
平成6年 | 広島大学附属病院小児科 助手 |
平成8年 | サウスカロライナ医科大学小児科 |
平成16年 | 広島大学附属病院小児科 講師 |
平成18年 | 広島大学附属病院小児科 助教授 |
平成21年 | 広島大学大学院 小児科 准教授 |